資金繰り表を活用した管理についてのお話

資金繰り表を活用した管理についてのお話

皆さま、こんにちは。今回のよろず知恵袋を担当させていただきますコーディネーターの田村です。宜しくお願いします。
日本政策金融公庫様ひな形を使った資金繰り表の作成は今回が最終回です。

3月16日の深夜にまた大地震がありました。東日本大震災から11年経過しましたが、「千年に一度」はまだ終わっていないということを、痛感させられます。被災された皆様、改めてお見舞い申し上げます。

さて、最終回となる日本政策金融公庫様の資金繰り表を活用した管理についてのお話です。
まず、完成した資金繰り表の例です。

【A社(架空)資金繰り表例】
 下記の資金繰り表は、令和3年12月末の現預金5,000万円で、1年間事業を続けて、令和4年12月末の現預金予測が、4,220千円になるということを示しています。

上記のような資金繰り表の完成を目指します。
今回は、これまでの売上、費用の支出に関するもの以外となります。
これまでの整備の流れです。項目のみ復習します。

1. ひな形を日本政策金融公庫からダウンロード
2. ダウンロードしたエクセル表の整備
3. 売掛先、買掛先の整理
4. 売掛金シートと買掛金シートの整備
5. 販売費・一般管理費の確認

今日はここからです。

6. 事業以外での収入・費用、仮払・未払金など、ファイナンシャルリースの支払、
7. 金融機関からの借入と返済
8. 資金繰り表のチェック、確認です。

まず6についてです。
6.リースの支払と、借入金の借入と返済
ア)事業外収入等の入力
 事業外収入や、仮受金・前受金の入金がある場合は、欄に入力します。
イ)リース支払や、事業外費用、仮払金等の支払
リース支出は大きく分けて、①損益計算書の販売管理費や製造原価明細書側から支出があるもの、②貸借対照表から直接支出があるものに大別されます。

①はすでに前回までに資金繰り表に反映済みですので、②を資金繰り表に反映させます。
まだ入力していないリース支払について、このひな形の「支出欄の仕入・外注費・経費以外の支出」に月の支払額を該当月に入力します。そのた、事業外での支出である事業外費用など、に入力します。

7.金融機関からの借入と返済
金融機関からの借入金の元金の返済、新規借入について、に、入力します。その際、元金と利息は別々の欄となるのがポイントです。こちらは元金部分のみです。金利は、支出の「支払利息・割引料」欄に入力してください。

8.資金繰り表のチェック、確認です。
まずは1か月ごとに資金の流れを追っていきます。
前期繰越現金・預金(前月末)から、事業の結果である事業収支と財務収支の結果を反映した結果、翌期繰越現金・預金になるという流れです。
下表の矢印を追ってみてください。流れが理解いただけると思います。

事業には必ず継続性があります。よって、収入、支出にも継続性がみられます。その特性を使って、資金繰り表を作っていきます。
もちろん、年一回払い地代や、設備投資によるまとまった支出、消費税納付なども、もれなく入力することで、近い将来である半年後、1年後の資金繰りの予測ができます。
このレベルの資金繰り表ができれば、売上高が10億円超といった比較的規模の大きな企業でも十分活用可能です。

改めて復習ですが、「企業が倒産するのは、現金が尽きたとき」です。
資金繰り表によって、その予測ができれば、経営が本当に楽になります。また、金融機関の評価も当然UPします。
ぜひマスターしてください。

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