Search EngineはGoogleやYahooで大丈夫ですか?

Search EngineはGoogleやYahooで大丈夫ですか?

よろず支援拠点のコーディネーターの鷲山です。

Search Engineのシェア

デジタル社会で欠かせないのがSearch Engineです。
日本で利用しているSearch Engineは、Googleが約76%で、それにYahoo!Japanが約16%とBing約8%となっており、Yahoo!Japanは、GoogleのSearch Engineを採用しているため、シェアは Googleの独占状態となっています。

困った時などは、便利で音声識別での認識率の向上化も手伝い、Hey!Siri、OK!Googleに問いかける便利なツールとして使われていますが、一方で個人情報の流出などの懸念も多くあります。ただ検索だけしていても、個人の趣味、嗜好がネット上で引き抜かれ、企業の利益獲得の為に使われています。SNSを利用している人はGoogleで検索した言葉が、自分のSNS上に広告となって表示されたり、自分の位置情報から検索結果が近くのお店をお勧めされた経験があるはずです。

Cookieが保有する個人情報

その仕組みは簡単でGoogleやYahoo!は、ブラウザが保持するCookieというファイルを使用して、ユーザの行動履歴の追跡や情報収集を行っています。このようなツールで収集したデータは、ユーザの嗜好に合わせた検索結果の提供やユーザが好む広告を表示しGoogleやYahooの利益のために使われてられています。Cookieの中には、1st Party Cookieと3rd Party Cookie(追跡型のクッキー)の2種類があります。このうち、3rd Party Cookieは厄介でユーザの行動を追跡し、これまでにアクセスしたサイトに基づき、広告を表示するために使用されています。
最近では、この3rd Party Cookieがユーザのプライバシーを侵害しているとして、EUでは一般データ保護法の規制対象となっています。

こっそりと個人情報を収集

また、GoogleはChromeのキャッシュとは別に、Google内にユーザがアクセスしたウェブサイトの履歴をこっそりと保管しています。そして、このアクセス履歴を基にして、ユーザの嗜好に合わせた検索結果と広告を表示しています。多くのユーザが、アクセス履歴情報を勝手に利用され、莫大な利益のために使われていることは余り知られていない事実です。
ChromeのキャッシュやGoogleサービス内に保管されているアクセス履歴等、それぞれを確認する方法と削除する方法はChromeの設定手順と秘密モードの存在に記載されていますのでご確認ください。そもそも履歴を残さないシークレットモードと云う機能もありますので併用してみてはどうでしょうか?凄い量の検索履歴が保存されていることに驚くと思います。

DuckDuckGoの紹介

私がインターネットで調べものをする際に使用しているのが、DuckDuckGo(https://duckduckgo.com/)と言うSearch Engineです。これは「Privacy保護を最優先」するSearch Engineで最も優れていると言われてます。DuckDuckGoは、Privacy Policyでは、個人情報を収集しないことを宣言しています。デフォルトではCookieすら使用していません。DuckDuckGoの設定により、Cookieを使用する様に変更できます。しかし、Cookieを使用する設定に変更をしても、Cookieには個人を特定する様な情報は入っていませんのでGoogleやYahooとは反対のSearch Engineと言えます。
昨今、世界的なネガティブワードである、COVID-19やウクライナ情勢、半導体不足とネットを介して得る情報が多くありますが、Search Literacyを高め真実を見極めたいです。


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