温泉旅館ホテルの集客いろはの”い” 「弱点は無視しろ」  

温泉旅館ホテルの集客いろはの”い” 「弱点は無視しろ」  

福島県よろず⽀援拠点の島⽥慶資です。
 コーディネータとして福島県内外の事業者様に『IT活⽤(情報発信)』『販路開拓』『事業計画策定』『施策活⽤』の⽀援をしています。どうぞ、よろしくおねがいします。
 私は『30ルーム以下の温泉旅館ホテル』の事業者様の販路開拓が得意です。複数回ブログの執筆機会をいただいているので、⼩さなお宿様の販路開拓をシリーズでお伝えできればと考えています。
 第3回⽬として「弱点は無視しろ」をテーマとします。

⼩さなお宿は、ネット仲介業者の口コミが⼤事な経営指標なのか?

 お宿様とのミーティングでネット仲介業者や⼝コミ評判サイトの⼝コミについて相談を受けることがあります。たしかにお客様から⾟辣な⼝コミが投稿されると気分が落ち込みますし、「なんとかしなければ!」と奮い⽴ちます。
 しかしながら、⼩さなお宿様においては経営資源に限りがあるため、お客様の⼝コミに合わせた経営なんてできるわけがありません。
 そもそも「交通アクセスが悪い」「旅館が古い」「お⾵呂が⼩さい」などの弱点の⼝コミを投稿されたところで改善ができるわけありません。⼤規模な設備投資が必要になります。
 たしかに、⼝コミが⾼いほうが誘客しやすくはなりますが、総合評価で平均点以上の⼝コミ評価点を獲得していれば特に問題はありません。(標準的な接客やお⻝事を提供していれば平均点以上になっているはずです。)
 そのため、⼩さなお宿様においては、⼝コミ評価点はまったく気にしなくても良いと島⽥は結論づけています。

専⾨家からの助⾔

 ⼩さなお宿様においては、⼝コミ評価点は完全無視です。
 ⼀⽅、お客様の声は⼤事にしたいと考えています。⾃社アンケートを島⽥は推奨しております。A4⽤紙に「強みを確認する質問」1個だけのモノです。
弱点を無視して、強みだけを強化する。お客様に⾃社の強みが響いているか確認しましょう。具体的には次の通りです。
 ⾃社の強みがお料理ならば、お料理は美味しかったですか?
 ⾃社の強みが温泉ならば、温泉は気持ちよかったですか?
 ⾃社の強みがおもてなしならば、⼼地よい会話は楽しめましたか?
 弱点だらけの⼩さなお宿様においては、弱みを潰したとしても平均点的な旅館になるだけで無味無臭で⾯⽩くありません。お客様に来館したいと思わせる旅館にならないのです。
 
⼩さなお宿なので弱点はあって良いです。受け⼊れましょう。
 ただし、⾃社が認識している強みを強化する。これが正しい⼩さな旅館の勝利の⽅程式だと島⽥は考えております。
 ご参考ください。ありがとうございました。


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