温泉旅館ホテルの集客いろはの”い” 「原価率は考えるな」
- 2021.08.23
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福島県よろず⽀援拠点の島⽥慶資です。
コーディネータとして福島県内外の事業者様に『IT活⽤(情報発信)』『販路開拓』『事業計画策定』『施策活⽤』の⽀援をしています。どうぞ、よろしくおねがいします。
私は『30ルーム以下の温泉旅館ホテル』の事業者様の販路開拓が得意です。
複数回ブログの執筆機会をいただいているので、⼩さなお宿様の販路開拓をシリーズでお伝えできればと考えています。
第弐回⽬として「原価率は考えるな」をテーマとします。
⼩さなお宿は、原価率が⼤事な経営指標なのか?
お宿様とのミーティングで(直接原価計算的な意味の)原価率を可視化したいまたは引き下げたいと考えていると相談を受けることがあります。お宿様で原価率を検討しなければならない成⻑ステージがあることは確かですが、その⼿前で検討しなければならいことが⼭程あります。
原価率は「客室稼働率はほぼ100%に近い状態でマーケティングは成功している。客数は⼗分確保できているので、売上より利益を重視しなければならない」タイミングで⾒直し検討が必要になります。
そもそも原価を意味もなく引き下げると、お料理の品質が下がるため集客上はデメリットしかありません。お宿様によっては、業界平均値を信仰して原価率を低く抑えてしまっていて⾃らお料理の質を下げているケースなど有りました。
⼩さなお宿様においては、業界平均値などの指標は意味がありません。
専⾨家からの助⾔
⼩さなお宿様においては、原価率は完全無視です。
お客様が⾏列を作って売上をしっかり作ってから検討してください。
それまでは、原価は業界平均やライバルよりもかけるべきです。
逆説的に、原価をかけて客を呼ぶ
お客様に来館していただかなければ、売上もなければ現⾦もありません。
そこで、⾃社のお客様が喜ぶことに対してお⾦をかけることをおすすめしております。
海側旅館様だと、他社を圧倒するお刺身。
⼭側旅館様だと、お蕎⻨またはお⾁。
原価を無視することで他社を圧倒する商品を作ることができるはずです。
(実際は、他社より数%原価をかけるだけで素晴らしいお料理になることが多いです)
正しい原価率より、たくさんのお客様からの⽀持を獲得することが勝利の⽅程式だと島⽥は考えております。
ご参考ください。ありがとうございました。
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