資金繰り表、作っていますか?

資金繰り表、作っていますか?

皆さま、こんにちは。今回のよろず知恵袋を担当させていただきますコーディネーターの田村です。宜しくお願いします。
東京オリンピック、終わってしまいましたね。アスリートの皆様の素晴らしさ、本当に感動しました。
心技体、どれをとっても素晴らしい力をもった選手の方々ばかり。そこまで極めるまでの努力やご苦労に想いを馳せ、更に感動させられました。日本選手の大活躍だけでなく、全てが素晴らしかったです。

さて、この知恵袋をお読みの方々も、アスリートの皆様同様に大きな夢を描き、事業の拡大を目指している方、日々の経営にご努力されておられる方が沢山いらっしゃると存じます。
私は、経営の中で最大の危機は、やはり資金不足のリスクだと思います。今回は、その資金不足のピンチを事前に予測できる「資金繰り表」のお話です。

1. 資金繰り表の必要な意味と活用方法について

資金繰り表、作成していますか?
作成したことがないという皆さま、駄目ですねなどとは、もちろん申しません。資金に余裕のあるしっかりとした経営をなされているからだと存じます。
では、資金繰り表の必要な意味と活用法について考えてみたいと存じます。

1)必要な意味

  • 「黒字倒産」という言葉があるように、会社が倒産するのは現金がなくなったときです。よって、社内にある現金・預金の残高の重要性はこれだけで理解できると思います。
  • 通常、資金面が潤沢な会社は作成していないのも事実です。しかしながら、平時から作成しておくことで、万一の備えと共に、現金の運用への活用という意味でも重要です。
  • さらに「資金繰り表」は金融機関交渉には、必須のアイテム。大きな設備投資を行うときなども、大変重要な意味を持ちます。
  • 資金繰り表があると、一定水準以上の経営ができているとして、金融機関から評価されます。

2)活用方法

  • 現金の流れを正確に予測し、経営の高度化を図る。
  • 資金面について社内で共有するほか、金融機関等の支援機関と経営情報共有を図り、万一に備えることができます。
  • もちろん資金余剰分については、資産運用計画の策定基礎にも活用できます。

活用方法は、その他にも沢山あります。是非作成を検討してみて下さい。

2. 資金繰り表のおすすめのひな型について

私は、企業の資金調達や経営改善をメインとして取り組んでおり、資金繰り表を良く作成しますが、私のおすすめひな形をご紹介します。
それは、日本政策金融公庫のひな型です。インターネット上で、一般に公開されていますので、以下ご紹介します。

  • 日本政策金融公庫の資金繰り表

日本政策金融公庫の「中小企業事業」のホームページ上にあります。
URL:https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_chusho.html

中小企業事業といえば、かなりの規模の企業を相手にされているところ、凄く難しい資金繰り表では、と感じるかもしれませんが、「簡易版」というものがあります。こちらで十分ですので、是非、参考になさってください。

作成の手順は、上記の「2.資金繰り表(作成手順及び記載例)
を参考にします。
私は、このひな形をカスタマイズして使用しており、これまで金融機関様が10行近く出席したバンクミーティングでも、十分活用できていますので、「簡易版」で十分です。
まずはチャレンジしてみてください。

この他、資金ショートが直前に迫るピンチの際には、「日繰り表」というものを、一件ごとの取引から作成して、資金ショートのリスクを1日でも早く察知し、対策を講じるために作ることも致します。
私のカスタマイズ方法や、日繰り表の作成方法などは、次回以降だんだんとご紹介します。

福島県よろず支援拠点では、小規模事業者さま向けの「オリジナル資金繰り表」を活用した支援の他、コーディネーターそれぞれが持つひな型なども活用しながら、事業者さまに合った方法で資金繰り表作成支援のほか、金融機関さまとの調整支援・アドバイスを行っております。ご相談くださいませ。


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