事業再構築補助金を作ってみての感想
- 2021.07.12
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皆さんこんにちは。よろず支援拠点の高堀です。
この記事を書いているちょうど1週間前が「事業再開補助金」の第2回公募の締切日でした。
私も、プライベートで補助金申請のための事業計画書作成のお手伝いをさせていただいたのでそのときに感じた「事業再構築補助金」の計画書作成のポイントを備忘録ついでに書きたいと思います。
まず、書いていて感じたのが、この補助金は「ものづくり補助金」をベースに作られている。という事です。
記載項目のほとんどがものづくり補助金と同一で、そこに新規事業の「新規性」を付け加えた、という事感じです。
ですので、ものづくり補助金の申請に慣れている人にとっては、あとは如何に「新規性」を最もらしく説明すれば、作成完了になったのではないでしょうか。
では、ものづくり補助金では、どういう点に気を付けて書いているかというとずばり、「要綱に書かれている審査項目に対しては必ず書く」という事です。
応募者の優劣をつける以上、また、どの審査委員にあたってもバラツキが無いようにするために審査項目に沿って審査するので審査項目を答えていなければ、その部分は0点になるはずです。
素晴らしい文章を書いても、それが審査項目に沿っておらず、独自の切り口で書いてしまっては点数にならないことが多くなります。
たとえば応募要項に以下の記載があります。
「本事業の成果が寄与すると想定している具体的なユーザー、マーケット及び市場規模等について、その成果の価格的・性能的な優位性・収益性や課題やリスクとその解決方法などを記載してください。」
この文章を記載項目に分解すると以下の通りです。
・想定ユーザー、マーケット
・市場規模
・価格的な優位性・収益性
・性能的な優位性・収益性
・(新規事業を行う上での)課題やリスク
・課題やリスクの解決方法
数行の応募要項でも、書かなくてはならない事は盛りだくさんになりますね。
もし、第2回目の申請で「ここまで分解してなかったよ!」という方で、万が一不採択になってしまった場合事務局に問い合わせをすれば、どの審査項目が足りなかったのか、審査員のコメントを教えてくれると思います。
3回目以降は、その項目を充実させて再チャレンジをすればいいわけです。
ものづくり補助金のことになりますが、そうやって徐々に精度をあげて、ようやく採択された企業もありますので本補助金も同じく、何回かチャレンジする価値はありそうですね。
ネバーギブアップ!です。
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