温泉旅館ホテルの集客いろはの”い”「SNSマーケティング」
- 2021.06.07
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福島県よろず支援拠点の島田慶資です。
コーディネータとして福島県内外の事業者様に『IT活用(情報発信)』『販路開拓』『事業計画策定』『施策活用』の支援をしています。どうぞよろしくおねがいします。
私は『30ルーム以下の温泉旅館ホテル』の事業者様の販路開拓が得意です。複数回ブログの執筆機会をいただいているので、小さなお宿様の販路開拓をシリーズでお伝えできればと考えています。
第一回目として、「SNSマーケティング」を取り上げます。
お宿としてSNSはやったほうがいいのか問題?
金融機関さんや商工会の指導員さんから「今どきのお宿はSNSで集客するみたいですよ」とSNSの開設をおすすめされて、自社にふさわしいSNSがわからず迷走して
いるお宿様に遭遇することがあります。エリア内の大型宿泊施設様を見てみると「インスタグラム」や「フェイスブック」「ツイッター」「ユーチューブ」を運用されていて、ますますどの
SNSを選択していいのか悩んでしまいますよね。
お宿様の頭には「 そもそも SNS を開設するべきなのか?」「SNSを開設するために必要な準備物は?」「どのSNSを開設するべきなのか?」「SNSを投稿するために写真撮影が必要だと思うが、面白いスポットなどない!?」など?マークがたくさん飛んでいることと思います。
専門家からひとつのアイディア
さて、旅館ホテル支援の専門家としてのひとつのアイディアを提示させてください。
【結論】小さなお宿様の販路開拓に「SNS」は活用すべき
【理由】Googleなどの検索エンジン対策は大手メディアが抑えている。SNSはお宿様の工夫次第で宿泊客を獲得できる可能性があるから。
検索エンジン対策からSNSで共感を集める時代へ
現在、Googleなどの検索エンジンは大手ネットエージェントサイトなどが徹底的な対策をおこなっており、お宿様が検索順位で勝てる余地はとても薄くなっています。
また、1万歩譲って「エリア名+温泉旅館」で上位検索を勝ち取ったとしても、検索エンジン対策の投資に見合う売上を築くことができるかは微妙なところです。現在、コロナ禍であるため『そもそも温泉旅行ニーズを消失状態』であります。検索上位だから自動的にお客様が集まる…という甘い幻想は捨てるべきでしょう。
そこで、SNSを活用して共感を集めることをおすすめします。自社にふさわしいお客様を共感で集めます。自社の発信に共感していただけるお客様であるがゆえに、来館したときもノンストレスでお迎えができるはずです。活用するSNSについては、1つに絞り込んで集中的に運用することをおすすめします。たとえば、次のような運用はいかがでしょうか。
料理(または施設)が売りのお宿様 ⇒ インスタグラムを活用。料理写真のみをアップ。(お客様に写真を撮影したいと思わせる。映える写真で来館を促す)
看板猫がいるお宿様 ⇒ ツイッターを活用。猫とお客様の写真をアップ。(趣味性の強い媒体。猫やプラモデル、アニメなどの趣味性に強みをもつお宿様はツイッターがベストマッチ。)
年配者の多いお宿様 ⇒ フェイスブックを活用。同窓会の宴会写真をアップ。(年配者の多い媒体。フェイスブックは写真の共有で活用されている。同窓会を取り込んでいることを告知。)
以上となります。小さなお宿様ほど経営資源は限られています。大型宿泊施設様のように全方位のマーケティングは不可能です。勝てるSNS を限定して徹底してミクロ的に共感していただける方をコツコツ増やすことが勝利の方程式だと島田は考えております。
ご参考ください。ありがとうございました。
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